2020-05-27から1日間の記事一覧

絵は、点と線で

絵を描くときには たくさんの種類の点や線を使います。 といって、いろんな点や線をみせて、教えてくれる絵本です。 いろんな点や線があって、いろんなものが描けることを 気付かせてくれるし、もっと自由にかいていいんだと自信を持てる。 クレーの描く「植…

柔らかそうな闇を知ることができる絵本

月が夜空に浮かんでいるだけの まっくらな町 猫が恋人を寄り添ったり、大人たちがハシゴをつかって月まで登ろうとしたり 洞窟の中で、壁画をかいた古代人に思いをはせながら 闇の持つやさしい表情を知ることができたように思います。 闇の夜に 作者:ブルーノ…

太陽って、どうやって描いてましたか

昔から世界中のだれもがモチーフにしてきた太陽。 絵本では、最初に地球と太陽の関係を示している。 これがずっと頭に残る。 地球が太陽のまわりをぐるぐるまわっていることをイメージながら 影がぐーと伸びたり、小さくなったりしていく。 その光と同時に影…

幹を2つの枝にわける、その枝をさらに2つにの枝にわける、それだけ

須賀敦子の文章をはじめて読んだときに、美しい文章に触れるってこういうことなんだなと思った。その彼女がブルーノ・ムナーリの絵本を訳していたとはしらなんだ。 この本、とってもよい本です。 木をかくのって、バランスがとりづらく、なかなか難しいなと…

都市のエージェントは、コモンの担い手なのか。

都市美を読んで本書にたどり着く。 久しぶりに建築家による文章に触れた。本書は2部から構成される。 第1部は東京の都市の生成変化を北山による歴史認識から追っていき、本書のテーマにあたる現代における都市・建築のあり様を決めるエージェントが建築家で…