2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

絵は、点と線で

絵を描くときには たくさんの種類の点や線を使います。 といって、いろんな点や線をみせて、教えてくれる絵本です。 いろんな点や線があって、いろんなものが描けることを 気付かせてくれるし、もっと自由にかいていいんだと自信を持てる。 クレーの描く「植…

柔らかそうな闇を知ることができる絵本

月が夜空に浮かんでいるだけの まっくらな町 猫が恋人を寄り添ったり、大人たちがハシゴをつかって月まで登ろうとしたり 洞窟の中で、壁画をかいた古代人に思いをはせながら 闇の持つやさしい表情を知ることができたように思います。 闇の夜に 作者:ブルーノ…

太陽って、どうやって描いてましたか

昔から世界中のだれもがモチーフにしてきた太陽。 絵本では、最初に地球と太陽の関係を示している。 これがずっと頭に残る。 地球が太陽のまわりをぐるぐるまわっていることをイメージながら 影がぐーと伸びたり、小さくなったりしていく。 その光と同時に影…

幹を2つの枝にわける、その枝をさらに2つにの枝にわける、それだけ

須賀敦子の文章をはじめて読んだときに、美しい文章に触れるってこういうことなんだなと思った。その彼女がブルーノ・ムナーリの絵本を訳していたとはしらなんだ。 この本、とってもよい本です。 木をかくのって、バランスがとりづらく、なかなか難しいなと…

都市のエージェントは、コモンの担い手なのか。

都市美を読んで本書にたどり着く。 久しぶりに建築家による文章に触れた。本書は2部から構成される。 第1部は東京の都市の生成変化を北山による歴史認識から追っていき、本書のテーマにあたる現代における都市・建築のあり様を決めるエージェントが建築家で…

辞書づくりへの多様な携わり方

第七版の予約特典「広辞苑をつくるひと」 (三浦しをん著)を読んだ。 著者は辞書づくりをテーマとする「舟を編む」の三浦しをんさんだ。 本書は、広辞苑を作っている5つの異なる立場からその仕事の仔細を追っている。 ①言葉の意味を考える人 ②印刷する文字…

「パンにバターを塗る」様子を観察し、課題を見つけよ。

「デザイン思考」を一言で説明してくれ、と言われたらなんと説明できるだろうか。 石川俊祐氏は「デザイン思考」 はロジックだけでは正解を導き出せない時代に必要な思考のメソッドだといい、これを「トップデザイナーの目玉と脳みそ」を開放するメソッドだ…

モノに「ときめく」かどうかを判断し続けることで自分と向き合う

結論からいうと本書を読んだことで、私は実際に自宅からものを大量に捨てる行動を引き起こされた。書籍に記されている内容の一つ一つは実はそこまで新しいことが書いているものではなく、「なんとなくわかっていた」ようなことなのだが読むと実践してみたく…